今回は、タグホイヤーの人気モデル「モナコ」「フォーミュラ1」「モンツァ」の3つについて、名前の由来を紹介していきます。
タグホイヤー モナコ・フォーミュラ1・モンツァとは
まずは各シリーズの概要から。
「モナコ」とは

公式サイトより
「モナコ」は、1969年に誕生した、世界で最初の角形防水クロノグラフとして知られる腕時計です。その特徴的な四角いデザインと革新的な技術により、瞬く間に時計業界で注目を集めました。特に、スティーブ・マックイーンが映画『栄光のル・マン』で着用したことで、さらに知名度が高まり、今ではアイコン的な存在となっています。
モナコの最大の魅力は、その大胆なデザインと高い技術力の融合です。従来の丸形ケースではなく、あえて四角形のケースを採用したことで、視覚的なインパクトを与えると同時に、他の腕時計とは一線を画しています。また、モナコにはタグホイヤーの自動巻きクロノグラフムーブメント「キャリバー11」が搭載されており、当時の最先端技術を誇るモデルでした。このムーブメントは、他のクロノグラフにはない独自の操作感と精度を提供します。
さらに、モナコはデザインだけでなく、その機能性も高く評価されています。高精度のムーブメントに加え、防水性能も備えており、実用性とスタイルを両立させています。そのため、日常使いから特別な場面まで幅広く活用できる時計として、多くのファンに愛されています。
モナコは、時計愛好家やファッションに敏感な人々にとって、スタイルと性能の両方を求める理想的な時計です。そのユニークなデザインと長い歴史を持つこのモデルは、タグホイヤーの伝統と革新を象徴する一本として、今なお多くの人々に支持されています。
「フォーミュラ1」とは

公式サイトより
「フォーミュラ1」は、1986年に発表された、モータースポーツからインスピレーションを得たスポーツウォッチのシリーズです。このモデルは、特にF1レースから影響を受けたデザインと性能を特徴とし、手頃な価格でありながら高い品質を持つエントリーモデルとして、多くの時計愛好家に親しまれています。
フォーミュラ1の特徴は、スポーティーでありながらも高級感のあるデザインです。耐久性に優れたケース素材や、鮮やかなカラーリングが施されたモデルが多く、視覚的にも楽しめる時計です。また、クォーツムーブメントを採用することで、精度と信頼性を兼ね備えつつ、価格を抑えることに成功しています。このため、初めて高級時計を購入する人々にとって、フォーミュラ1は理想的な選択肢となっています。
さらに、フォーミュラ1はその実用性も高く評価されています。200mの防水性能や、耐傷性の高いサファイアクリスタルガラスを装備しているため、日常の使用はもちろん、スポーツやアウトドアのシーンでも安心して使用できる設計となっています。このように、機能性を重視しつつも、ファッションアイテムとしての魅力を失わない点が、多くの人に支持されている理由です。
「モンツァ」とは

公式サイトより
「モンツァ」は、1976年に誕生したクロノグラフで、イタリアの名門サーキット「モンツァ・サーキット」にちなんで名付けられました。この時計は、モータースポーツへの深い敬意を表して作られており、その名の通りレースの興奮とスピードを体現するモデルです。特に、1970年代に活躍したF1ドライバー、ニキ・ラウダの初の世界チャンピオン獲得を記念してデザインされたことでも知られています。
モンツァの特徴は、クラシカルでありながらもスポーティなデザインと、高性能なムーブメントです。初代モンツァは、当時としては斬新なブラックのコーティングが施されたケースと、クッション型のケースデザインを採用しており、視覚的にも機能的にも独自の存在感を放っています。また、このモデルには、タグホイヤーが誇る高精度の自動巻きムーブメントが搭載されており、耐久性と精度を両立させています。
モンツァは、数十年にわたる進化の中で、いくつかの復刻モデルが登場しており、いずれもオリジナルのデザインを踏襲しつつ、現代的な技術を取り入れたものとなっています。特に、2016年に発表された40周年記念モデルは、オリジナルの美学を尊重しながらも、軽量化と耐衝撃性を高めたチタンケースを採用し、新たなファン層を獲得しました。
モータースポーツの伝統を受け継ぐ時計として、多くの時計愛好家やレースファンに愛され続けています。そのデザインと性能は、単なる時計を超えて、レースの歴史と情熱を語り継ぐ象徴となっています。
ちなみに、岸田文雄首相が愛用していたとか。
参考)岸田総理も愛用?タグホイヤー「モンツァ」着用の芸能人
モナコ・フォーミュラ1・モンツァの名前の由来
それでは、各シリーズの名前の由来について述べていきます。
「モナコ」の名前の由来
「モナコ」の名前は、モータースポーツ界でも特に有名な「モナコグランプリ」に由来しています。モナコグランプリは、世界的に有名なF1レースの一つで、モナコ公国の狭い市街地コースで行われることから、極めて難易度が高く、華やかでありながらも過酷なレースとして知られています。このレースが開催されるモナコの名を冠した「モナコ」は、そのエキサイティングでグラマラスなイメージを時計に反映させたものです。
「モナコ」は、1969年に世界で初めて四角い防水ケースを備えた自動巻きクロノグラフとして発表されました。特に注目すべきは、スティーブ・マックイーンが1971年の映画『栄光のル・マン』でこのモデルを着用したことで、一躍アイコン的な存在となったことです。映画の影響で「モナコ」は、レースファンや時計愛好家の間で高い人気を誇るモデルとなり、その後も多くのバリエーションが発表され続けています。
この名前は、単にモータースポーツとの結びつきだけでなく、モナコという地が持つ洗練された高級感や特別なステータスをも象徴しています。モナコグランプリの持つ特別な雰囲気と、その地に集まるセレブリティたちの華やかさを、時計という形で表現した「モナコ」は、時計の世界でも特別な位置を占めているといえます。
「フォーミュラ1」の名前の由来
「フォーミュラ1」の名前は、モータースポーツの最高峰であるF1(フォーミュラ1)レースからインスピレーションを受けています。このシリーズは、1986年に初めて発表され、その名が示す通り、F1のスピード、精度、革新性を象徴する時計として誕生しました。タグホイヤーは、1960年代からモータースポーツと深い関わりを持ち、特にF1との強い結びつきがありました。そのため、ブランドの新たなエントリーモデルに「フォーミュラ1」という名を冠することは、自然な選択であったと言えます。
「フォーミュラ1」は、F1の厳しい条件下でも耐えうる堅牢性と高性能を持つ時計として設計されました。鮮やかなカラーリングやスタイリッシュなデザインは、F1のスピード感やダイナミズムを視覚的に表現しており、タグホイヤーが長年培ってきたモータースポーツへの情熱を時計の形で具現化しています。また、このシリーズは、高精度なクォーツムーブメントを採用しつつも、手頃な価格帯を実現することで、多くの人にとって初めての高級時計として選ばれるモデルとなりました。
タグホイヤー「フォーミュラ1」の名前は、単なるブランド戦略ではなく、F1レースの持つスピリットや技術革新、そしてタグホイヤーの長年のモータースポーツへの貢献を象徴するものです。そのため、この時計はスポーツウォッチとしてだけでなく、F1ファンにとっても特別な意味を持つ存在となっています。
「モンツァ」の名前の由来
「モンツァ」の名前は、イタリアの有名なレーストラック「モンツァ・サーキット」に由来します。このサーキットは、F1レースの中でも特に歴史的であり、スピードと興奮の象徴とも言える場所です。「モンツァ」という名を冠したこの時計は、モータースポーツへの敬意とタグホイヤーのレースへの情熱を体現するモデルとして、1976年に初めて登場しました。
モンツァ・サーキットは、1922年に開設されたイタリア最古のレーストラックであり、数々の伝説的なレースが行われてきました。その中でも、F1ドライバーであるニキ・ラウダが1975年にモンツァで初のF1世界チャンピオンを獲得したことを記念して、「モンツァ」は誕生しました。この歴史的な瞬間に敬意を表し、タグホイヤーはその名をこの特別な時計に与えたのです。
「モンツァ」は、レースのスリルとスピードを反映するデザインと機能を持ち、特に初代モデルでは、ブラックのケースとクラシカルなクロノグラフ機能が特徴となっています。ただのタイムピースではなく、モンツァ・サーキットでの熱い戦いを記憶に刻む象徴でもあるのです。
まとめ
ということで、レーシングウォッチのブランドであるだけに、やはりどれもレースがルーツにあるのですね。皆様の参考になれば幸いです。