今回は、タグホイヤーの長年の保証サービス「エドワードクラブ」の終了と、新サービス「MY TAG HEUER」(マイタグホイヤー)への移行についてお伝えしていきます。
エドワードクラブの終了について
タグホイヤーの「エドワードクラブ」とは、2012年に開始された日本独自のメンバーシッププログラムです。日本国内の正規販売店で購入したタグホイヤーの時計を対象に、様々なアフターサービスを提供するものですね。しかし、2022年5月15日をもって新規入会の受付が終了し、エドワードクラブはその役割を終えることとなりました。
そのため、今後新規に同プログラムに加入することはできません。既存の会員は、2024年5月31日までの間、特別価格でのメンテナンスサービスを受けられるというサービスは残されていましたが、それ以降は新規特典や新たな登録はできません。
したがって、エドワードクラブ終了後に購入された時計や新たな会員特典を希望する方は、新たに開始された「MY TAG HEUER」への移行が推奨されます。
新サービス「MY TAG HEUER」移行で変更点は?
「MY TAG HEUER」は、エドワードクラブの後継として、2022年5月16日から開始された新しいメンバーシッププログラムです。エドワードクラブと比べて、いくつかの重要な変更点が導入されました。
まず大きな変更点の一つは、保証期間の延長です。「MY TAG HEUER」では、対象となるムーブメントを搭載したモデルに限り、通常2年間の保証期間が5年間に延長されます。この延長保証は、タグホイヤー公式サイトや正規販売店で購入した時計を「MY TAG HEUER」に登録することによって適用されます。
また、メンテナンスプログラムに関する情報提供が強化されました。「MY TAG HEUER」に登録された時計は、メンテナンスの進捗状況をオンラインで確認することが可能です。この機能は、2022年9月より順次提供されていて、時計のメンテナンス状態をリアルタイムで把握できるため、ユーザーにとって非常に便利とされています。
これまで以上にパーソナライズされたサービスが提供される点も変更点の一つです。例えばニュースレターを通じて、個々のユーザーに関連する最新情報や特典が提供されるようになります。
ただし、エドワードクラブ終了とともに、メンテナンス料金の優待が2024年5月31日をもって終了する点には注意が必要かもしれません。ですから移行後は、一部のサービスで追加の費用が発生する可能性がありますが、全体としては、より包括的で利便性の高いサービスが提供されることになるといえると思います。