スイス発の高級時計ブランドであり、スポーツウォッチとして世界的に評価されているタグホイヤーですが、一部ネット上では「ダサい」という疑いの声もあるとか……。この記事では、そのような声があがる理由や、そもそもどのようなブランドなのかということについて詳しく解説していきます。
タグホイヤーとは
まずはブランドの概要からお伝えしていきます。
タグホイヤーの概要
タグホイヤーは、スイス発の高級時計ブランドであり、特にスポーツウォッチの分野で世界的に高い評価を受けています。1860年にエドワード・ホイヤーによって創設され、以来、モータースポーツや多くのスポーツイベントの公式タイムキーパーを務めてきました。そのため、スポーツと密接に結びついたブランドとして知られています。
タグホイヤーの時計は、優れたデザインと高い技術力を兼ね備えており、特に「カレラ」や「モナコ」などのコレクションは、モータースポーツファンのみならず、幅広い層から支持されています。デザイン面では、スポーティなスタイルと洗練された美しさが特徴であり、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く活用できる点が魅力です。
また、タグホイヤーの時計は、他の高級ブランドと比べて比較的手に届きやすい価格帯で提供されていることから、高級時計初心者にもおすすめです。それに加えて、耐久性や精度も非常に高く、実用的な面でも優れたパフォーマンスを発揮します。
歴史と「立ち位置」
タグホイヤーは、1860年にスイスのサンティミエで創業されました。創業者のエドワード・ホイヤーは、当時から精密なクロノグラフの開発に力を入れ、1887年には「振動ピニオン」という技術を考案しました。これにより、クロノグラフの精度が飛躍的に向上し、ブランドの地位を確立するきっかけとなりました。
20世紀初頭には、スポーツ競技の計時技術においても多大な貢献を果たし、1916年には100分の1秒まで計測可能な「マイクログラフ」を発表しました。これにより、スポーツ界での信頼を獲得し、多くの大会で公式タイムキーパーとして活躍するようになりました。1960年代には、F1レースとの強い結びつきを背景に、「モナコ」や「カレラ」といったモデルが誕生し、これらのモデルは現在でも多くのファンに愛されています。
現在、タグホイヤーはモータースポーツだけでなく、サッカーなど他のスポーツ分野でもその存在感を示しており、イングランド・プレミアリーグや日本のJリーグの公式タイムキーパーを務めています。技術面でも進化を続けており、例えば2011年には毎時360万振動というスペックを持つ「マイクロタイマー」を発表し、時計製造の分野での革新を続けています。
このように、タグホイヤーはスポーツウォッチのパイオニアとしての歴史を持ちながら、現在もなお、革新的な技術とデザインで市場をリードし続けています。そのため、スポーツ愛好家や時計ファンから広く支持されるブランドとして、世界的に確固たる地位を築いています。
定番商品
タグホイヤーは、その豊富なラインナップで知られており、中でも以下の定番コレクションは特に人気があります。それぞれのコレクションには異なる特徴があり、さまざまなライフスタイルや好みに対応しています。
まず、「カレラ(CARRERA)」は、モータースポーツのスピリットを体現するタグホイヤーの象徴的なコレクションです。1963年に発表され、レースドライバー向けにデザインされたカレラは、シンプルでありながらもエレガントなデザインが特徴です。視認性に優れた文字盤や、耐久性の高いケースが、日常使いから特別なシーンまで幅広く対応します。

「カレラ」シリーズ(公式サイトより)
「アクアレーサー(AQUARACER)」は、ダイバーズウォッチとして誕生したコレクションです。防水性能はもちろん、深海でも視認性を確保するための工夫が施されています。プロのダイバーも信頼する性能を持ちながら、スタイリッシュなデザインで、スポーツシーンやアウトドアシーンだけでなく、日常生活でも違和感なく使用できる時計です。

「アクアレーサー」シリーズ(公式サイトより)
「モナコ(MONACO)」は、斬新なデザインが特徴のコレクションで、スクエアケースと左側に配置されたリューズが特に目を引きます。1969年に登場し、当時としては非常に革新的な自動巻きクロノグラフを搭載しています。ハリウッド映画『栄光のル・マン』でスティーブ・マックイーンが着用したことで、一躍有名になりました。

「モナコ」シリーズ(公式サイトより)
そして「フォーミュラ1(FORMULA 1)」は、モータースポーツにインスパイアされたコレクションです。F1のスピード感とテクノロジーを反映したこのモデルは、スポーティなデザインと高い耐久性が特徴で、若年層からの人気も高いです。タグホイヤーのエントリーモデルとして位置づけられており、手に取りやすい価格帯も魅力の一つです。

「フォーミュラ1」シリーズ(公式サイトより)
これらの定番商品は、タグホイヤーの多様性と魅力を象徴しており、それぞれのコレクションが独自のストーリーと特徴を持っています。
タグホイヤーはダサいのか
それでは、実際に「ダサいのか」という疑問にお答えしていきます。
タグホイヤーがもたれているイメージ
タグホイヤーは、スポーツウォッチとしての実用性とスタイリッシュさを兼ね備えたブランドとして、多くの人々に高く評価されています。特に、モータースポーツとの強い結びつきから、スピード感やアクティブさが象徴されるブランドイメージを持っています。
一方で、単なるスポーツウォッチブランドにとどまらず、そのデザインの洗練さや高い技術力から、エレガントでありながらも耐久性に優れた時計として認識されています。そのため、ビジネスシーンでも違和感なく使える時計として、幅広い層に支持されています。特に「カレラ」などのモデルは、フォーマルな場面でも映えるデザインが特徴で、多くのビジネスマンからも愛用されています。
また、タグホイヤーは「手が届くラグジュアリー」としても知られています。ロレックスやオメガなどの他の高級時計ブランドに比べて、比較的手頃な価格でありながらも、高い品質とステータスを保っているため、初めての高級時計としても選ばれることが多いです。このバランスの良さが、タグホイヤーのブランドイメージに大きく寄与していると言えるでしょう。
さらに、著名なアスリートやセレブリティが愛用していることから、若々しくダイナミックなイメージも持たれています。クリスティアーノ・ロナウドや錦織圭といったスポーツ選手がタグホイヤーを着用していることから、スポーティさや成功者の象徴としても見られています。
総じて、タグホイヤーは「スポーティでありながら洗練されたデザイン」、「高い実用性と耐久性」、「手が届きやすいラグジュアリー」といったイメージが広く浸透しています。そのため、様々なライフスタイルやシーンに合わせやすく、幅広い層に支持されるブランドとなっています。
タグホイヤーをつけている有名人
タグホイヤーは、数多くの著名人やセレブリティに愛されているブランドです。これらの有名人がタグホイヤーを愛用していることは、ブランドのステータスとスタイルを象徴する一因となっています。
たとえば、世界的なサッカースターであるクリスティアーノ・ロナウド。ロナウドはタグホイヤーのアンバサダーとして知られており、彼のスポーティでエレガントなイメージとブランドがよくマッチしていますね。
F1ドライバーのマックス・フェルスタッペンもタグホイヤーを愛用しています。モータースポーツと密接に関連するブランドとして、タグホイヤーはF1界でも高い評価を得ています。フェルスタッペンは、レースでの活躍だけでなく、プライベートでもタグホイヤーの時計を身につけており、ブランドのスポーティで精緻なイメージづくりに寄与しています。
また日本では、トップテニスプレイヤーである錦織圭もタグホイヤーのアンバサダーとして活動しています。錦織選手のパフォーマンスとタグホイヤーの高い精度がリンクしており、スポーツシーンにおいても信頼されるブランドであることを証明しています。
これ以外にも着用者は数知れず。スポーツ界やエンターテインメント界のトップに立つ有名人に支持されており、そのスタイリッシュさと実用性が世界中で評価されています。
「ダサい」の声があがる理由
そんなタグホイヤーに「ダサい」との声が上がるとは、どういうことなのか。
考えられる理由としては、まずはブランドの普及度の高さです。タグホイヤーは、比較的手に取りやすい価格帯の高級時計として広く知られており、多くの人が所有しています。これにより、個性を重視する一部の時計愛好家やファッションに敏感な層からは、「ありふれている」と感じられることがあるのだとか。このような背景から、特に限定感や特別感を求める層には「ダサい」との評価がされる場合がありますが、よほどの富裕層に限った方の懸念と考えてよいでしょう。
また、他の高級ブランドと比較した際のステータス感の違いも影響しているようです。タグホイヤーは、高品質でありながらも比較的手頃な価格帯に位置しているため(とはいえ100万円を超えるものもたくさんありますが…)、より高額で希少なブランドと比較すると「ラグジュアリーさに欠ける」と感じられることがあります。この点が、一部の人々に「タグホイヤーは他の高級時計と比べてステータスが低い」と誤解され、「ダサい」というイメージに繋がることがあるようです。
最後に、モータースポーツに強く関連しているブランドイメージが要因となる場合もあります。スポーツに興味のない層や、よりクラシックで落ち着いたスタイルを好む人々にとっては、タグホイヤーのスポーティなイメージが合わず、その結果「ダサい」と感じられることがあります。とはいえこれも実際のデザインを見ていない誤解であり、むしろモータースポーツにルーツがある“味”があると考えてよいでしょう。
結論
ということで、タグホイヤーというブランドについて、また「ダサい」との声があがる理由についてお伝えしてきました。ここまでお読みいただいておわかりの通り、「ダサいのかな」との疑いを持つ必要は一切なく、それはただの杞憂です。どんな年代の方でも、タグホイヤーの世界観を楽しんでいただけたらと思っています。